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脳の器質的損傷とは?

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高次脳機能障害

診断書やカルテ等の記載には要注意。

 交通事故においては,びまん性軸索損傷や脳挫傷などの「脳外傷」の記載が必要です。
 また、高次脳機能障害では、認知症の失語に対して,圧倒的に記憶障害が多いと言われています。 

「脳の器質的損傷(外傷性)」

脳の器質的損傷(外傷性)が認められないと交通事故での高次脳機能障害が認めらえれない場合が多いです。
 ・局所性損傷
 ・びまん性損傷(びまん性軸索損傷)など、 
 器質的というと難しいかもしれませんが,精神的なものとは区別する意味で,外傷,すなわち外部からの何らかの力によってという意味合いです。
 交通事故で問題になる高次脳機能障害としては,大きく分けて2つの種類があります。

「局所性損傷」とは?

 脳のある部分が事故の衝撃により明らかに損傷していて,その部分について症状が生じているもの,脳挫傷や脳出血が認められるものです。

「びまん性軸索損傷」とは?

 「びまん」とは広範囲という意味で,ある特定の部分の損傷ではないけれど,脳の神経細胞をつないでいるところが傷ついている場合です。
 「びまん」性の場合、MRIやCT等でも異常がないとされてしまうことが多いので,大変問題になります。つまり見えにくい損傷ということです。
 画像で異常なしとされてしまう原因は,脳というのはとても柔らかいもので,それを固い頭蓋骨が覆っているという構造になっています。
 豆腐が固い容器に入っていて水に浮いている状態を考えてもらうとイメージがわきやすいかもしれません。
 そのような状態で,強い衝撃が加わると,脳の中身のみが揺さぶられて,脳に直接の傷がつかなくても,その揺さぶられ方が強ければ強いほど,軸索がちぎれたりするのですが,

「対側損傷」とは?

 特徴的なのは,直接衝撃を受けた箇所とちょうど反対側の箇所にも衝撃が加わり,そこも損傷するということが起きます。
 これを対側損傷とていうのですが,昔からよく後頭部を打つと危ないって聞いたことはありませんか?これは,後頭部を打つとその衝撃で,前頭葉という重要な機能をつかさどっている部分も衝撃を受けて,損傷する可能性があるからっていう話なんです。
 以上のように,2種類あるっていうのは覚えておいて損はないと思います。