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高次脳機能障害

高次脳機能障害については、後遺障害程度が重い場合が多いです。
そのため、治療中から弁護士に相談して、症状固定までに高次脳機能障害の後遺障害の認定に必要な頭部MRI,CT等の検査をして適切な後遺障害の申請をすることが必要です。
 
また、高次脳機能障害で後遺障害の認定を受けた場合には、慰謝料、逸失利益が高額になる傾向があります。そのため、保険会社の賠償金提示額と裁判所の賠償基準の間に数千万円の差が出ることも御座います。
裁判所の賠償基準ついて、まずは、弁護士に御相談下さい。

高次脳機能とは。

脳が外からの情報を受取り、判断し、そして行動に移す過程のすべての機能とされています。
 

高次脳機能障害とは。

情報を判断する脳の機能に障害が残ってしまうことです。例えば、人間が屋外で、自動車や、自転車、信号機の他、果物や花などを見た場合に、通常であれば、これは、「自動車」である、「花」であるなどと瞬時に判断することが出来ます。
しかし、脳の高次機能に障害が発生すると、このような判断をすることが難しくなります。また、通常であれば、「自動車」や「自転車」などの文字を見た場合にも、その文字が何を表わすのかを瞬時に判断出来ます。
しかし、脳の高次機能に障害が発生すると、このような判断も難しくなります。

高次脳機能障害の発生原因

高次脳機能障害を発生させる原因は、頭部外傷や、血管障害などいろいろあります。
交通事故で、意識不明頭部外傷がある場合、事故後に認知力低下感情の起伏が激しくなる等の性格の変化がある場合には、高次脳機能障害が発生している可能性があります。
 
現在、頭部外傷の分類として、以下の3つに分類されます。
1.脳震蘯(のうしんとう)

    1. 一時的な神経症状があるが意識消失がない場合
    2. 意識消失はあるが、5分以内に完全に回復
    3. 5分以上持続する意識消失ある

2.びまん性軸索損傷

      • 6時間以上意識喪失が持続するもので、びまん性脳損傷の重症な場合

3.脳挫傷

自動車賠償責任保険(自賠責)の高次脳機能障害認定基準

※労災については別途独自の基準で判断されているため注意が必要です。

  1. 意識障害の有無とその程度
  2. 画像所見
  3. 事故との因果関係の判定
  4. 障害把握の手法

 
自賠責保険では、以下㋐から㋔の場合に高次脳機能障害審査会の審査対象となり、審査会で上記の認定基準①ないし④について判断されることになります。
 

  1. 初診時に頭部外傷の診断があり、頭部外傷後の意識障害(半昏睡~昏睡で開眼、応答しない状態)が少なくとも6時間以上、若しくは、健忘症あるいは軽度意識障害がすくなくとも1週間以上続いた場合。
  2. 経過の診断書又は後遺障害診断書において、高次脳機能障害、脳挫傷、びまん性軸索損傷、びまん性脳損傷等の診断がなされている場合。 
  3. 経過の診断書又は後遺障害診断書において、高次脳機能障害を示唆する、記憶・記銘力障害、失見当識、知能低下、判断力低下、注意力低下、性格変化、易怒性、感情易変、多弁、攻撃性、暴言・暴力、幼稚性、病的嫉妬、被害妄想、意欲低下や、失調性歩行、痙性片麻痺などの神経微候が認められる場合、知能検査などの各種神経心理学的検査が行われた症例
  4. 頭部画像上、初診時の脳外傷が明らかで、少なくとも3カ月以内に脳室拡大、脳萎縮が確認される症例
  5. その他、脳外傷による高次脳機能傷害が疑われる症例

脳の萎縮の画像所見・事故との因果関係

頭部MRI画像や頭部CT画像で脳の萎縮等が認められる場合には、あまり問題にはなりません。しかし、頭部MRI画像では脳の萎縮が認められないのに、実際には、脳の萎縮が始まっている場合があります。
MRIは脳を含む水分を含んだ柔らかい組織の状態を撮影することはできますが、萎縮が進む前の初期の段階では画像上判断できないことがあります。その場合、後日、脳の萎縮が明らかになっても、事故から時間が経過していることから、事故との因果関係を否定される場合があります。
そこで、脳萎縮の初期の段階で、脳の異常を明らかにする必要があります。
その方法の一つに、脳が糖分を栄養としており、脳の機能に障害がある場合には、脳の糖代謝が低下することに着目して検査する方法があります。

PET画像による脳機能検査

PET画像によって、正常な画像と患者の画像を統計的に比較し、糖代謝が低下していることや、脳の機能が低下している部分を明らかにして、患者の記憶力低下や味覚消失等の症状と脳の機能低下部分の一致していれば事故との因果関係があることを立証できる可能性があります。

アルツハイマー型認知症と高次脳機能障害の区別

アルツハイマー型認知症も脳の機能低下を起こしますので、交通事故による高次脳機能障害との区別が問題になります。
アルツハイマー型認知症は、脳の側頭頭頂葉の機能低下が特徴的であることなど、機能低下の部位によって区別がつく場合があります。

自賠責の高次脳機能障害の後遺障害認定の等級

1級1号(別表第1)

「神経系統の機能又は精神に著しい障害を残し、常に介護を要するもの」  

※補足的な考え方 
「身体機能は残存しているが高度の痴呆があるために、生活維持に必要な身の回り動作に全面的介護を要するもの」

 

2級1号(別表第1)

「神経系統の機能又は精神に著しい障害を残し、随時介護を要するもの」

※補足的な考え方
「著しい判断力の低下や情動の不安定などがあって、1人で外出することができず、日常の生活範囲は自宅内に限定されている。身体動作的には排泄、食事などの活動を行うことができても、生命維持に必要な身辺動作に家族からの声掛けや看視を欠かすことができないもの]

 

3級3号(別表第2)

「神経系統の機能又は精神に著しい障害を残し、終身労務に服することができないもの」

※補足的な考え方
「自宅周辺を一人で外出できるなど、日常の生活範囲は自宅に限定されていない。また声掛けや、介助なしでも日常の動作を行える。しかし記憶や注意力、新しいことを学習する能力、障害の自己認識、円滑な対人関係維持能力などに著しい障害があって、一般就労が全くできないか、困難なもの」

 

5級2号(別表第2)

「神経系統の機能又は精神に著しい障害を残し、特に軽易な労務以外の労務に服することができないもの」

※補足的な考え方
「単純くり返し作業などに限定すれば、一般就労も可能。ただし新しい作業を学習できなかったり、環境が変わると作業を継続できなくなるなどの問題がある。このため一般人に比較して作業能力が著しく制限されており、就労の維持には、職場の理解と援助を欠かすことができないもの」

 

7級4号(別表第2)

「神経系統の機能又は精神に障害を残し、軽易な労務以外に労務に服することができないもの]」

※補足的な考え方
「一般就労を維持できるが、作業の手順が悪い、約束を忘れる、ミスが多いなどのことから一般人と同等の作業を行うことができないもの」

 

9級10号(別表第2)

「神経系統の機能又は精神に障害を残し、服することができる労務が相当な程度に制限されるもの」

※補足的な考え方
「一般就労を維持できるが、問題解決能力などに障害が残り、作業効率や作業持続力などに問題があるもの」



※参考

  • 『高次脳機能障害と損害賠償』(自動車保険ジャーナル)
  • 『高次脳機能障害と損害賠償実務』(ぎょうせい)

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