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高次脳機能障害の疑いがある場合とは?

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高次脳機能障害

高次脳機能障害の症状の典型例

被害者本人や家族も症状に気が付かないことも多い。

 高次脳機能障害は、認知能力に異常があるため、本人の病識がなく自分が記憶障害、注意傷害、遂行機能障害などの高次脳機能障害であることに気が付いていない場合が典型的ですので、ご家族の方が気が付いてあげる必要があります。

・記憶障害…前向性及び逆行性の健忘。

前向性というのは,将来的なことです。
逆行性というのは,過去のことです。
 特徴的なのは,事故前のだいぶ前のことはよく覚えているのに,事故周辺の記憶が全くないとか,後は,一番困るのは,新しいことを全く覚えられなくなってしまうという症状です。
 依頼者の方でも,過去の思い出話には花が咲くのに,今のことやこれからのスケジュールのことなどになると,すぐに忘れてしまって覚えられないという方もいます。

・注意障害…集中困難,注意散漫。

例えば、横断歩道や信号に注意せず、危険なタイミングで横断してしまう。 

・遂行機能障害…計画に沿って行動できない。

 例えば、主婦の方ですと,料理のようなレシピに沿って行うという作業ができなくなってしまう。
 例えば、ハンバーグを作らせてみたのだけど,ひき肉のかたまりがゴミ箱に入っていたとか,そのことを後で聞いても何も覚えていないとか。

・社会的行動障害…意欲・発動性の低下。

 易怒性(いどせい)と言って,ささいなことで怒りやすくなってしまう,周りからすれば何で怒っているのかわからないというものです。
 易疲労性(いひろうせい)といって,脳が疲れやすくなるというものなのですが,たくさん眠ったり,起きていても眠かったり,すぐに疲れてしまったりするというものです。